2023年度の説教要約 (新しい順)
あなたはわたしに従いなさい

ヨハネによる福音書 21章20節-25節
前回学んだように、イエス様から信じられないような赦しをいただき、もう一度、「わたしに従いなさい」と招かれたペトロでしたが、この時、彼は隣にいるヨハネを見てしまいました。「この人はどうなるのでしょう…
聖霊に導かれて

テサロニケの信徒への手紙一 1章4節-8節
御言葉を喜びをもって受け入れる時に、私たちは少しずつ変えられていきます。イエス様に似る者へと少しずつ変えられていくのです。それがここで言う「わたしたちに倣う者、そして主に倣う者となる」ということで…
わたしを愛しているか

ヨハネによる福音書 21章15節-19節
復活のイエス・キリストは、湖の岸辺で、朝の食卓の準備を全て整えて、弟子たちを迎えて下さいました。そしてその食事の後で、ペトロに対して、「わたしを愛しているか?」と三度もお尋ねになったのです。ペトロ…
実りを与えて下さる主

ヨハネによる福音書 21章1節-14節
今日の物語は、私たちにある物語を思い出させるのではないかと思います。それは、ルカによる福音書第5章のペトロがイエス様の弟子になった時の物語です。それはイエス様がガリラヤ伝道に打ち込んでおられた時のこ…
信じる者になりなさい

ヨハネによる福音書 20章24節-29節
トマスはつい先日まではイエス様と共に死のうとまで思っていた人物です。ヨハネによる福音書だけが、このトマスの言葉のいくつかを伝えています。例えば、11章16節のところに、イエス様がエルサレムに近いベタニ…
平和があるように

ヨハネによる福音書 20章19節-23節
先週学んだ最後の18節のところでは、復活のイエス・キリストに出会ったマグダラのマリアが、弟子たちのところに駆けだして行き、「私は主を見ました!」と喜んで報告したことが語られていました。ところが、今日…
絶望から希望へ

ヨハネによる福音書 20章11節-18節
今日の箇所から、いよいよ、復活のイエス・キリストが弟子たちに現れて下さったという本当に心躍る物語が始まります。復活のイエス・キリストに一番最初に出会ったのは、マグダラのマリアという女性でした。彼女…
空の墓

ヨハネによる福音書 20章1節-10節
今日の物語は、復活なさったイエス・キリストが、弟子たちの前に現れる以前の物語です。マグダラという町の出身のマリアがイエス様のお墓が空になっていることに気づき、弟子たちにそのことを告げました。その報…
罪人の救い

ルカによる福音書 23章39節-43節
イエス様は、ユダヤ教の指導者たちの陰謀によって捕らえられ、裁判にかけられ、とうとう十字架刑に処せられました。その時に、イエス様と一緒に、二人の犯罪人が、一人はイエス様の右に、またもう一人は左に、十…
十字架の救い主

マルコによる福音書 15章21節-32節
今日の箇所の後半には、十字架の苦しみを味わっておられるイエス様に向かって、人々が様々な罵りの言葉を投げかけた様子が伝えられています。今日は、特に祭司長や律法学者たちがイエス様をあざ笑った言葉に注目…
ゲツセマネの祈り

マルコによる福音書 14章32節-42節
イエス様は、壮絶な苦しみの中で、素晴らしい祈りを捧げられました。「アッバ、父よ、あなたは何でもおできになります。この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしが願うことではなく、御心に適うこ…
主の晩餐

マルコによる福音書 14章22節-26節
聖餐式は、イエス様によって周到に準備された過越の食事の中で執り行われました。過越の食事というのは、その昔、ユダヤの民がエジプトの地で奴隷であった時に、主なる神様の不思議な導きによって救い出されたこ…
キリストの葬り

ヨハネによる福音書 19章38節-42節
今日の箇所には、十字架の上で死なれたイエス様の埋葬の物語が記されています。この頃のローマ帝国では、十字架の上で死んだ死刑囚は、見せしめのために、死んだ後も暫くそのまま、さらしものにされていました。…
十字架の意味

ヨハネによる福音書 19章31節-37節
福音書記者ヨハネは、イエス・キリストの十字架の出来事を書き記しながら、「聖書の別の所に、『彼らは、自分たちの突き刺した者を見る』とも書いてある」と解説しました。これはゼカリア書12章10節の御言葉です…
成し遂げられた救い

ヨハネによる福音書 19章25節-30節
十字架のイエス様は、愛する弟子と母マリアとの間に新しい親子関係を結んで下さいました。これは、十字架の意味を豊かに表しているのではないかと思います。十字架のイエス様は、人と人とを新しい絆で結んで下さ…
十字架の王

ヨハネによる福音書 19章16節-24節
今日の箇所で多くの言葉を裂いて伝えられているのは、イエス様の十字架の罪状書きについてのやり取りです。この罪状書きには『ナザレのイエス、ユダヤ人の王』(19節)と書いてありました。ピラトの気持ちからする…
この人を見よ

ヨハネによる福音書 18章38節-19章16節
今日の物語を理解する上で鍵になるのは、やはり5節の御言葉ではないかと思います。「見よ。この男だ!」こう言ってピラトは、イエス様のことを指し示したのでした。これは直訳すると「見よ。この人だ!」「この人…
真理の王

ヨハネによる福音書 18章28節-38節
今日の箇所には、ローマの総督ピラトのもとでの尋問の様子が記されています。様々なやり取りの中でイエス様は、「私は、真理によって人々を従わせる王なのだ!」とお答になったのです。するとピラトは、「真理と…
主イエスを証しする者

ヨハネによる福音書 18章12節-27節
今日の箇所には、イエス様が元大祭司のアンナスに尋問された記事とペトロがイエス様の弟子であることを三度も否定したという有名な物語が伝えられています。このペトロの裏切りの物語は、四つの福音書全てに伝え…
十字架への道

ヨハネによる福音書 18章1節-11節
イエス様は、これから起こる十字架の出来事を何もかもご存じでした。これからどんな悲惨なことが起こるのかを全部知っておられたのです。その上で、全く尻込みすることなく、自ら進み出て、「だれを捜しているの…
主を信頼せよ

ルカによる福音書 12章22-32節
そもそも、なぜ私たちは思い悩むのでしょうか。イエス様は28節の終わりのところで、「信仰の薄い者たちよ」と言われました。思い悩むのは信仰が薄いからなのです。「薄い」と訳されている言葉は「小さい」という意…