2025年度の説教要約 (新しい順)
思い悩むな

マタイによる福音書 6章25節-34節
心配すること、思い悩むことは、必ずしも不信仰なことではありません。人間はもともと思い悩むように造られています。この「思い悩む」という言葉は、「心を遣う」とか「心をかける」と翻訳されることもあります…
復活の主と共に歩む

ルカによる福音書 24章13節-35節
今日の物語で特に印象的なのは、イエス様が復活なさったその日に、復活のイエス様と一緒に歩いていた弟子たちが「暗い顔をしていた」ということです。イエス様は、そういう二人の弟子たちに近づき、「その話は何…
この人を見よ

ヨハネによる福音書 18章39節-19章16節
今日の物語を理解する上で鍵になるのは、やはり5節の御言葉でありましょう。「見よ。この男だ!」とピラトはイエス様のことを指し示しました。これは、直訳すると「見よ。この人だ」「この人を見よ」という言葉で…
天に宝を積みなさい

マタイによる福音書 6章19節-24節
今日の御言葉でイエス様は、私たちが何を目指して生きるべきかを教えられました。「あなたがたは地上に富を積んではならない。富は、天に積みなさい」と言うのです。この「富」と翻訳されている言葉は、本来「大…
神の御前で悲しむ

マタイによる福音書 6章16節-18節
私たちには「断食」という習慣がありませんから、「断食」と言われても、あまりピンとこないのかもしれません。この「断食」という宗教的行為は、もともと悲しみを神様に向かって表すという行為でした。自分の罪…
誘惑に遭わせないでください

マタイによる福音書 6章13節
この「誘惑」という言葉は、時には「試練」と翻訳されることもあります。また「試み」と翻訳されることもあります。そして、その中心的な意味は、やはり「試み」でありましょう。つまり、今、私たちが祈っている…
罪を赦してください

マタイによる福音書 6章12節
マタイによる福音書の「主の祈り」は、「私たちの負い目を赦してください。私たちも自分に負い目のある人を赦しましたように」という祈りになっています。私たちがいつも祈っている「主の祈り」では、「我らに罪を…
必要な糧を与えてください

マタイによる福音書 6章11節
「わたしたちに必要な糧を今日与えてください!」とあなた方は祈ってよいとイエス様は教えて下さいました。では、ここで言う「糧」とは、いったい何でしょうか。この「糧」という言葉は、原文では「パン」という…
御心が行われますように

マタイによる福音書 6章10節後半
今、私たちは、「あなた方はこう祈りなさい」とイエス様が直々に教えて下さった「主の祈り」を学び続けています。今日は、この「主の祈り」の三番目の祈り、「御心が行われますように」という祈りを学びます。こ…
御国が来ますように

マタイによる福音書 6章10節
今、私たちは、イエス様が教えて下さった「主の祈り」を学び続けています。今日は、この「主の祈り」の第二祈祷、「御国が来ますように」という祈りについて学びたいと思います。この「御国」というのは「神の国」…
御名が崇められますように

マタイによる福音書 6章9節
今、私たちは、イエス様が教えてくださった「主の祈り」についての学びをしています。今日は、この「主の祈り」の最初の願い、「御名が崇められますように」という祈りについて学びたいと思います。 この「御名」…
父への祈り

マタイによる福音書 6章9節
今日、私たちが学びたいのは、「天におられるわたしたちの父よ」という「主の祈り」の最初の呼びかけの言葉です。日本語では、「天におられるわたしたちの父よ」という具合に、「父よ」という言葉が一番最後にな…
信頼の祈り

マタイによる福音書 6章7節-8節
ここでは、「異邦人は、言葉数が多ければ、聞き入れられると思い込んでいる」と指摘されています。これは「長い祈りをしてはいけない」ということではありません。聖書を読むと、イエス様ご自身が徹夜で祈られた…
真実の祈り

マタイによる福音書 6章5節-6節
私たちは、今日の箇所で教えられている「一人で祈る密室の祈り」の他に、「共に祈る」祈りがあることも忘れてはならないと思います。共に祈る時に私たちは、兄弟姉妹の手を取りながら、神様の御前に一緒に出てい…